セイコー5スポーツといえば、今やSRPDシリーズが代表格。
リニューアルされたセイコー5の概念や商品の種類
ロゴマークなど、
若者向けに生まれ変わったセイコー5スポーツを
徹底レビューしていきます。
セイコー5スポーツってどんな時計?
精度や品質はどう?
実際のレビューや評判はどう?
そのような疑問にお答えしつつ
カスタム例も交えながら評価していきます。
少々マニアックなとこもありますが
この記事1本でSRPDへの理解が深まるでしょう。
購入を迷っている人やファイブ好きの人に見て欲しい内容です。
目次
セイコー5スポーツはどんな時計?
セイコー5スポーツの概要
リニューアルされたセイコー5のコンセプトは
「多様なライフスタイルに合わせてビジュアル展開した時計」
それを象徴するように、
5つのシリーズが展開されてます。
いろいろありますが
同型のデザイン違いみたいなイメージです。
- スポーツスタイル(伝統モデルを踏襲)
- スーツスタイル(ビジネス用)
- スペシャリストスタイル(特別感あり)
- ストリートスタイル(個性派向け)
- センススタイル(コラボ品など)
セイコー5の特徴
セイコー5の特徴は
「コスパ抜群でいろんな楽しみ方ができるメカニカルウォッチ」
リニューアル後もこの魅力は不変です。
具体的には
こんな魅力があります。
- 機械式腕時計(メカ好き向け)
- 耐久性が高い(優秀な実用時計)
- 種類が多い(コラボ・カラー多数)
- 安い(2〜3万円)
- カスタムパーツが多い(自分仕様にできる)
関係者からは従来のファンだけでなく
時計離れしている若い世代にも支持層が増えていると聞きます。
セイコー5スポーツの精度
機械式腕時計の精度は
中身のムーブメントの性能に左右されます。
セイコー5スポーツのムーブメントはどうなの?
4R36という超実用的なムーブメントが載っています。
精度、機能、耐久性、価格のバランスに優れていて
愛好家にも人気があります。
セイコー5スポーツのカタログスペック
4R36の性能は実用時計としても十分なレベル。
と言うか、2〜3万円代の機械式腕時計でこの性能は驚異的。
- 日差:+35〜-25秒
- 駆動時間:最大約41時間
- 振動数:6振動
- 機能:日付曜日表示&ハック機能
ちなみに大前提として機械式腕時計は
クオーツ時計(電池で動く時計)よりも精度は劣ります。
高級な機械式腕時計でも
1日で数秒又は数十秒ズレこともあり
4R36は十分な水準であると言えます。
セイコー5スポーツ 実際の精度
今回は3個体の4R36をテストしてみました。
6姿勢の平均、室温での簡易的なチェックなので
参考値とお考えください。
- 4R36その1: -5秒/日
- 4R36その2: +17秒/日
- 4R36その3: +24秒/日
今回の試験ではいずれも
カタログ値「+35〜-25秒」の範囲内。
もし、新品を購入して精度が心配であれば
平置きでいいので24時間の動作確認をオススメします。
筆者はこの方法で
購入直後にセイコー5をチェックしてますが
おかしな個体を発見して交換してもらった経験が数回あります
セイコー5スポーツの品質
2〜3万円台ながら
十分に満足感が得られるクオリティーです。
各パーツの作りに注目していきましょう。
ケース
堅牢性、重量感、仕上げなどバランスが良く、
所有欲を満たす作りになってます。
今は廃盤になってしまった
SKX007系(ボーイシリーズ)の良さを引き継いでいると言えるでしょう。
ベゼル
ベゼルの質感は良いですが、
ベゼルインサートはプラスチッキーな感じがして
個人的にイマイチに感じるところ(実際は金属製ですが)
気になる場合は
カスタムでカバーすることもできます。
文字盤
モデルによって文字盤の表現が異なりますが
だいたいこの2つ。
サンレイ仕上げ:光の反射が放射状
マット仕上げ:反射を抑制
時計のスタイルによって使い分けていて
品質も満足できるレベルです。
インデックス
従来のセイコー5では
文字盤の穴にインデックスの足を差し込んで
接着剤で固定してましたが
SRPDの場合は
文字盤自体を窪ませてインデックスを形成しています。
これは最近のセイコーダイバーズでも採用されていて
劣化や衝撃によってインデックスが外れないような
工夫と言えるでしょう。
SRPD海外製と日本製
文字盤の表記の違い
同じモデルでも作っている国に違いがあります。
文字盤の6時位置の表記に注目してみてください。
- 日本組立品(「MADE IN JAPAN」表記あり)
- 海外組立品(製造国の表記なし)
日本製はやや高めですが
本質的な作りや性能は同じなので
特にこだわりがなければ、海外製の方がお得です。
ちなみに筆者はこれまで100本以上の
様々なセイコー5を購入してきましたが
日本製のモデルで初期不良を2回経験しており日本製だから良いとう印象はないです。
日本製の選び方(SRPDとSBSAの違い)
実物を見て買える場合は
文字盤の「MADE IN JAPAN」をチェックするのが確実です。
ネットで買う時はショップに訊くのが確実ですが
筆者の経験上、品番と価格でほとんど見分けられます。
ざっくりこんなイメージです。
海外製:品番SRPD◯◯ & 価格安め
日本製:品番SBSA◯◯ & 価格高め(+数千円〜1万円)
一覧表も載せているので活用してもらえればと。
例えば、
SBSA001とSRPD51は同等モデルということになります。
国内品番 | 海外品番 |
---|---|
SBSA001 | SRPD51 |
SBSA003 | SRPD53 |
SBSA005 | SRPD55 |
SBSA007 | SRPD57 |
SBSA009 | SRPD59 |
SBSA011 | SRPD61 |
SBSA013 | SRPD63 |
SBSA025 | SRPD79 |
SBSA028 | SRPD76 |
セイコー5スポーツのレビュー&評価
SRPDシリーズを実際に使用した人のレビューを見ると
この4つについての内容が多いです。
- コスパ良好
- 精度の個体差
- 重量感の良し悪し
- デザイン
コスパ良好
・3万円代でこのクオリティは驚き
・価格のわりに高級感があって好き
・安いので遠慮なしに自分でいじれる
この価格帯で
これほどのバリエーションを揃えた
本格メカニカルは他に無いかと思います
精度の個体差
・スペックの範囲内だが日によって遅れたり進んだりする
・同じムーブメントでも、+2秒/日の個体もあれば+40秒/日の個体もある
確かに個体差はありますが、
実用範囲であれば問題ないと思います。
よほどズレる場合は保証期間内で見てもらうのがベターでしょう。
重量感の良し悪し
・重量感があり高級に感じる
・重い時計が気になる人は電池式やチタン製の時計が良い
機械式腕時計なのでずっしりした重みがあり、好みは分かれるかもしれません。
ブレスバンドのモデルで約170g。
機械式腕時計であれば標準的な範囲です。
デザイン
・タフなデザインで沢山傷がついてもかっこよさが増す
・ケース幅42mmだが、悪目立ちしないデザインにまとまっている
・厚みがあるので袖には少し引っかかる
日本人の腕にも良く似合うサイズ感とデザインなので
仕事でもプラベートでも使いやすいと思います。
セイコー5スポーツのカスタム
一部の愛好家の中ではSRPDのカスタムも人気です。
廃盤になったSKX007系(ボーイシリーズ)とパーツの互換性があるので
色んな楽しみ方ができます。
他のカスタム例はこちらの記事もどうぞ
>>セイコー5がヨットマスターに?高級感あふれるオンリーワンカスタム
>>セイコー5をGMTにカスタム!目指せオンリーワンMOD!
SRPDのレビュー&カスタムまとめ
セイコー5スポーツのような
2~3万円台の本格メカニカルウォッチは
多くの人にとって貴重な選択肢と言えるでしょう。
カスタムパーツを自由に組み合わせて、
オリジナリティーを追求するのもアリ。
>>セイコー5 カスタムパーツのおすすめショップを徹底レビュー!
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