seiko5-シンボルマーク


セイコー5(セイコーファイブ)という腕時計をご存知でしょうか?
セイコー5の良さを一言でいうと、

コスパ抜群な本格的メカニカルウォッチ


です。
機械式時計に興味あるけど
「高額だし、維持費が高そう」
だと思っている方に、少しでも魅力を知ってもらいたい時計です。


この記事では
セイコー5の魅力を7つのポイントに分けて
マニアの視点から解説していきます。


魅力1. セイコー5は安い

seiko5-ムーブメント
セイコー5のムーブメント:7S36


機械式腕時計って高そうなイメージがありませんか?
その通りだと思います。
スイスのブランド時計は10万円でかなり安い方です。


しかし、
セイコー5は1万円以下から買える機械式腕時計でありながら

  • 自動巻き
  • 防水機能
  • 日付・曜日表示
  • 切れないゼンマイ(ダイアフレックス)
  • 耐震装置(ダイアショック)


といった本格的な作りになっていて
便利さや丈夫さに定評があります。
セイコー5は多くの種類があるので
ざっくりした価格イメージを書いておきます。

  • 1万円未満 : シンプルでフォーマルタイプが多い
  • 1万円~2万円 : スポーツモデルが多い
  • 2万円以上 : 上位のスポーツモデルが多い


価格差がある理由はこちら。

  • ムーブメントの違い(後ほど説明します)
  • 防水性能の違い
  • 純正バンドの質の違い
  • 回転ベゼルの有無


いずれにせよ、どのセイコー5を選んでも
心臓部のムーブメントはSEIKO製なので
安心して使うことができます。

魅力2. セイコー5の精度は必要十分

seiko5精度テスト


いくら安くても精度がイマイチでは
元も子もありません。


セイコー5の精度はどうでしょうか?
こちらが最近のセイコー5に多く使われている
3つのムーブメントの仕様です。

  • 7S26(21石):自動巻き/日差-35~+45秒
  • 7S36(23石):自動巻き/日差-35~+45秒
  • 4R36(23石):自動巻き(手巻機能とハック機能付き)/日差-35~+45秒


この日差-35~+45秒と言うのは
セイコー5の取説の仕様欄に書いている数値です。
俗に言うカタログスペックのようなもので
実際のところが気になります。


ということで
試しに5本の新品セイコー5を使用して24時間の動作テストをしてみました。

seiko5精度テスト結果


結果、個体による若干のばらつきありますが、
1日動かして10秒程度の誤差ということで
どれもスペック値より良好でした。


ここで1つ注意してもらいたいのが
機械式時計はゼンマイや歯車で動いているので
電池式の時計と比べると精度は劣るということ。


例えば
100万円の機械式時計よりも
100円均一のデジタル時計の方が圧倒的に正確なんです。
とはいえ、
1日に10秒のズレなら、日常生活を十分に送れるレベルですのでご安心を。


ちょっとマニアックな話題になりますが、
先ほど紹介した、3つのムーブメントの違いについて書きます。

  • 7S26(21石):自動巻き/日差-35~+45秒
  • 7S36(23石):自動巻き/日差-35~+45秒
  • 4R36(23石):自動巻き(手巻機能とハック機能付き)/日差-35~+45秒


どれも精度は同程度ですが
石数が違ったり手巻き機能の有無に違いがあります。
21石とか23石というのはムーブメント内の人工ルビーの数で、
回転運動や往復運動をしているパーツの軸受けに使われています。


上位モデルには23石のものが搭載されていますが
正直、どれも20石以上もあるので石数は気にしなくてOKです。
ゼンマイの巻上げ方式については
どれも自動巻きですが、4R36は手巻きもできるということです。
また4R36はリューズを引いて時刻合わせする際に、秒針が停止する
ハック機能がついています。
7S系ムーブには手巻きとハック機能はありません。


魅力3. セイコー5の耐久性は高い


セイコー5を10年以上ノーメンテで使っている話はよく聞きます。
上の写真は筆者のセイコー5スポーツのSNZH55です。
FFFにカスタムしていて原型はないですが・・・


私の方でもノーメンテで何年使えるかを検証中で
使い続けてから5年が経ちました。


購入した当時は日差+10秒くらいでしたが、5年経過した現在は日差+23秒。
多少のズレは出てきてますが
これまでの日常で

  • うっかりコンクリートの地面に落とす
  • 汗水でびしょ濡れにする
  • 歩いている時にガツンと物に当てる


など、
手加減なしにガシガシ使ってきた割には
精度を保っていて優秀に動いていると言えるでしょう。

魅力4. セイコー5のデザインは完成度が高い

seiko5-sbsa028デザイン


セイコー5のデザインの特徴を簡単に言うと

「日本人に良く合うデザイン」


と言えます。
その理由は2つあります。

  • ジャストサイズ
  • オーソドックスなデザイン


サイズについては
セイコー5の時計は基本的に大きすぎず小さすぎず
日本人の腕によく馴染むサイズが多いです。


デザインについては
奇をてらわないオーソドックスなものが多いですが、
実はどのモデルもちゃんとセイコー5らしさが表れています。


例えば、

  • スケルトンの裏蓋
  • 5のロゴマーク
  • 4時の位置のリューズ


裏蓋がスケルトンである理由は
ムーブメントのSEIKOの刻印を見えるようにして偽造品の流通を
防止するためであると知られています。
デザイン的にも中のムーブメントの動きが見えるとテンション上がりますし、
所有欲を満たしてくれるといったメリットがあります。


次に象徴的な「5」のロゴについてですが
セイコー5が1963年に初登場してから、ずっと引き継がれてきたマークです。

セイコー5 snk807


これまでの歴史の中で少しずつマークのデザインに変化はありますが
「盾型」と「5」の組み合わせは揺るぎません。


リューズが4時の位置って珍しく感じる人も多いと思います。
3時の位置にリューズがあるよりも、
4時の位置の方が手の甲(手首あたり)に当たりにくかったり
時計全体がスッキリして見える視覚効果があります。


ちなみに3時位置にリューズがあるモデルも豊富にあるので
好みで選ぶことができます。


魅力5. セイコー5は種類が豊富

セイコー5 snk789やsnk807など


セイコー5の種類はとても多いです。
フォーマルでスーツに良く合うシンプルなものから
カジュアルなスポーツ系までいろんな時計があります。


かれこれ販売開始から約60年を迎えていますので、
全部で数百種類はあるんじゃないかと。


ちなみに今は海外向けの生産がメインで
国内で買えるセイコー5は逆輸入品となります。


人気のモデルは
量販店やアマゾンや楽天などから安定的に入手できますが、
マイナーなモデルは売り切れたら
入荷未定になるものも結構あります。


気になるセイコー5があったら
とりあえず買っておいた方がイイでしょう。

魅力6. セイコー5は維持費が安い

ムーブメントの写真


機械式腕時計を所有していると
ネックになるのがオーバーホールです。


時計をずっと使い続けるには
3~5年ごとにオーバーホールが必要なんですが
スイスの高級時計だと1回のオーバーホール代は
安くても2万円くらいします。


一方、セイコー5のオーバーホールは
相場が1万円代ということでリーズナブルです。


とは言え、
オーバーホールの費用でモデルによっては
新品のセイコー5が買えるので、
使い潰してから新しく買い換える人も多いです。


同じ時計を使い続けたい場合は
数千円の代替ムーブメントを載せ替えて
ずっと使い続けることもできます。


いずれにせよ、
セイコー5の維持費は
他の機械式時計と比べるとお財布に優しいです。

魅力7. セイコー5を自由にカスタム

snk807カスタム前後


もし、セイコー5のデザインに
物足りなさを感じたら
自分好みにカスタムするといった選択肢もあります。

  • 文字盤
  • ベゼル
  • 時針、分針、秒針
  • ガラス風防
  • チャプターリング
  • リューズ


これらのパーツは豊富に出回っているので
いろんなカスタムに挑戦できるのも
セイコー5の大きな魅力の1つです。


スイスの高級腕時計を
いきなりカスタムするのはハードルが高いですが
安いセイコー5なら
心理的にも安心して挑戦することができます。

セイコー5の魅力まとめ

セイコー5は安い機械式腕時計ですが魅力満載。

  • 手頃な価格
  • 必要十分な精度
  • 耐久性が高い
  • 完成度の高いデザイン
  • 種類が豊富
  • 維持費が安い
  • 自由にカスタムできる


メカニカルウォッチの入門機としてオススメですし、
すでに高級時計を持っている人にも使ってみてほしい時計です。
きっとセイコー5のコスパに驚くことでしょう。