![seiko5-シンボルマーク](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
機械式腕時計に興味あるけど
・高そうだし、維持費も心配
・セイコー5ってどんな腕時計?
この疑問に
マニア視点で解説していきます。
機械式時計って
「お金かかりそう」と思っている人に
魅力を知ってもらいたい時計です。
今回は、
セイコー5の魅力を4つのポイントに凝縮して
お伝えしていきます!
- とにかく安い
- 優秀な性能
- 使いやすいデザイン
- カスタムの自由性
目次
魅力1. とにかく安い
![seiko5-ムーブメント](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
機械式腕時計の二大費用は
「購入費」と「維持費」です。
高級スイス時計とセイコー5を比べると
ざっくりこんなイメージ。
高級スイス時計 | セイコー5 | |
---|---|---|
購入費 | 約20万円〜 | 約7千円〜5万円 |
維持費 | 約3万円〜 | 約1~2万円 |
セイコー5は購入費が激安
![セイコー5 snk789やsnk807など](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
機械式腕時計が数千円って
もはやジョークレベルの値段です。
安すぎて心配になりますが
心臓部はセイコー製の本格ムーブメントが載っていて
実用機として長年支持されていきました。
セイコー5の全てのムーブメントに
これらの強みが詰まっています。
- 自動巻き
- 防水機能
- 日付・曜日表示
- 切れないゼンマイ(ダイアフレックス)
- 耐震装置(ダイアショック)
セイコー5の価格の違い
モデルによる価格差の要因は主に2つです。
・外装の違い
・ムーブメントの違い
セイコー5は種類が多いので
価格帯ごとのイメージを整理してみました。
- 1万円未満:シンプルでフォーマルタイプが多い
- 1万円〜2万円:スポーツモデルが充実
- 2万円以上:上位のスポーツモデル
数千円のモデルはシンプルな作りで
外装のコストは抑えられています。
ムーブメントも安価な7S系。
2万円程度になると外装のクオリティが上がり
防水性もアップしています。
ムーブメントは一つ上位の4R系が多いです。
セイコー5は維持費が激安
![4R36](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
セイコー5は維持費も
圧倒的に安いです
機械式腕時計を長く使うなら
3~5年毎のメンテナンスが必要です。
セイコー5のオーバーホール代は1~2万円台が相場。
スイスの高級時計の場合、
安くても約3倍くらいになるでしょう。
とは言え、
購入費と同じような金額でメンテするなら
使い潰して新しい時計を買う人も多いです。
<上級者向け>
メンテをさらに安くするなら新品ムーブメントを
買って載せ替えるのがオススメです。
入手先や価格イメージは
こちらの記事で触れています。
>>セイコームーブメント比較!7S26・7S36・4R36・6R15の違いは?
魅力2. 性能が優秀
セイコー5は「精度」や「耐久性」に優れていて
仕事や遊びでガシガシ使える時計です。
セイコー5の精度は必要十分
![seiko5精度テスト](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
セイコー5の精度って実際どうなの?
カタログスペック的には
-35~+45秒/日です
セイコー5には3つの機械のうち
いずれかが入っています。
ムーブメント | 日差 | 主な機能 |
---|---|---|
7S26 (21石) | -35〜+45秒 | 自動巻 デイデイト |
7S36 (23石) | -35〜+45秒 | 自動巻 デイデイト |
4R36 (23石) | -35〜+45秒 | 自動巻(手巻可) デイデイト ハック機能 |
実際の精度をテストするため、
数千円~約3万円のセイコー5を
5本並べて24時間の動作テストをしてみました。
![seiko5精度テスト結果](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
結果、精度に問題なし。
スペック値より良好です。
ちなみに、
機械式時計はゼンマイや歯車で動いているので
電池式の時計と比べると精度は劣ります。
例えば、
100万円の機械式時計よりも
100円均一のデジタル時計の方が正確です。
今回は簡単な試験でしたが
こちらの記事では詳細にムーブメントの評価をしています。
>>セイコームーブメント比較!7S26・7S36・4R36・6R15の違いは?
セイコー5は耐久性が高い
![](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
10年以上ノーメンテで使っている話はよく聞きます。
筆者でも何年使えるかを検証中で
使い続けてから5年が経ちました(上の写真)。
購入時は日差+10秒でしたが
5年経過時点で日差+23秒。
多少のズレは出てきてますが
これまでの日常で
- うっかりコンクリートの地面に落とす
- 汗水でびしょ濡れにする
- 歩いている時にガツンと物に当てる
など、
手加減なしに使ってきた割には
しっかり動いていると言えるでしょう。
魅力3. 使いやすいデザイン
セイコー5は種類が豊富で
どれを選んでも日本人の腕に
ピッタリはまる時計です。
セイコー5は種類が豊富
![seiko5-sports4機種](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
セイコー5の種類はかなり多いです。
スーツに良く合うシンプルなものから
スポーツ系まで様々。
初登場から約60年経ちますが
合計で数百種類はありそうです。
現在のセイコー5は海外向けがメインで
国内で買えるのは逆輸入品が多いです。
マイナーなモデルは
売り切れたら入手が難しいこともあるので
気になる時計は買っておいた方がイイでしょう。
日本人によく似合うデザイン
![srpd63-sbsa013](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
セイコー5のデザインの特徴は
「日本人によく似合うデザイン」
と言えるでしょう。
理由はこの2つ。
- 日本人の腕にジャストサイズ
- オーソドックスなスタイル
細腕の筆者ですが
セイコー5って何つけてもしっくりくるんですよね。
スポーツモデルは
それほど大きくないのに
ベゼルや機械式特有のボリューム感によって
しっかりした存在感や満足感を味わえます。
セイコー5はオーソドックスなものが多いですが、
どのモデルもちゃんと特徴が表れています。
特徴1. スケルトンの裏蓋
![seiko5-ムーブメント](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
裏蓋がスケルトンなのは、
偽造品の防止が理由と言われています。
ムーブメントのSEIKOの刻印が見える安心感
メカが見える演出効果など
所有欲を満たすメリットもあります。
特徴2. 「5」のロゴマーク
![seiko5-snzf17-1](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
次に象徴的な「5」のロゴですが
1963年の初登場から、
ずっと引き継がれてきたマークです。
これまでの歴史の中でデザインに変化はありますが
「盾型」と「5」の組み合わせは揺るぎません。
特徴3. リューズが4時の位置
![セイコー5 snk623-4](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
4時の位置のリューズって見慣れない人も多いかもしれません。
メリットは、
手の甲(手首あたり)にリューズが当たりにくかったり
フォルムがスッキリして見えます。
3時位置にリューズがあるモデルも多いので
好みで選ぶと良いでしょう。
魅力4. セイコー5のカスタム(MOD)
![snk807カスタム前後](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
セイコー5のカスタムは世界的にも人気で、
「SEIKO5 MOD」で検索すると国内外の多くの
カスタムウォッチを見れます。
- 文字盤
- ベゼル
- 時針、分針、秒針
- ガラス風防
- チャプターリング
- リューズ
これらのパーツを自由に組み合わせて
ダイバーズ風、パイロット風、ミリタリー風などに
アレンジすることができます。
当ブログでも多くのカスタム時計を紹介してきました。
一番人気はコチラです。
>>セイコー5をサブマリーナーにカスタム!世界に1つのダイバーズMOD!
【追記1】セイコー5の価格高騰の件
![srpd55-srpd76](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
最近は値上がりしているモデルが多いです。
2018年ごろまで
「1万円未満」や「1~2万円台のモデル」だったモデルが
ワンランクずつ値段だけ上がってしまったイメージ。
ポテンシャルを考えると
まだコスパ良好と言えますが
安い時を知っているだけに高く感じます
モデル | 2018年購入時 | 2021年9月 |
---|---|---|
SNK803 | 7,700円 | 約11,000円 |
SNZH55 | 13,500円 | 約23,000円 |
SNZF17 | 15,500円 | 約25,000円 |
一方で、
4Rムーブメントの上位モデル(SRPD系など)は
並行輸入品などの調達が安定したせいか
2万円台前半でも色々選べるようになってきました。
個人的に今コスパがいいのは
SRPD系のセイコー5と考えています。
>>セイコー5スポーツ SRPDを徹底レビュー&カスタム一挙公開!
【追記2】マジで注意してほしい事
![snzf15](https://seiko5.tokyo/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
セイコー5を買ったら
必ず商品チェックすることをオススメします。
これまで100本以上のセイコー5を購入してきましたが
2~3%は不良品が紛れているイメージ(あくまで筆者の経験ですが)。
特にカスタム用途で買う場合、
いじった瞬間に保証適用外になるので
受け入れチェックは必須です。
これまで筆者が経験した初期不良はコチラ。
- 精度不良
- セイコー5のロゴと時針が干渉
- 時針と分針のズレ(12時に合わせてもズレる)
- 文字盤内にホコリの混入
精度不良は3回経験していますが、
ひどいものだと1日で数十分ズレる個体もありました。
あとは針関係の不良も多いですね。
時針が奥まで差し込まれすぎて、
「5」の立体ロゴと干渉して動かない事。
12時に合わせても時針と分針ズレてるなど。
おそらく数分のズレなら合格品でしょうが、
10分近くズレているものもあり、検品漏れの疑いがあります。
このような経験から
使用前チェックをオススメします。
セイコー5の魅力まとめ
セイコー5の魅力をお伝えしてきました。
- とにかく安い
- 優秀な性能
- 使いやすいデザイン
- カスタムの自由性
メカニカルウォッチの入門機としてオススメですし、
高級時計を持っている人にも使ってほしい時計です。
きっとセイコー5のコスパに驚くことでしょう。