sbsc001開封
セイコー5スポーツ SKXスタイルGMT「SBSC001」


・セイコー5スポーツのGMTってどんな時計?
・5万円前後で高いけど買う価値はある?
・セイコーダイバーズSKXと比べてどう?


この疑問にお答えします。




当ブログの結論はこちら。

・第3時間帯まで表示できるGMT機能
・本格メカニカルGMTで5万円ならコスパ抜群
・SKX007のような防水スペックは無し



今回はさらに、
これらをマニア視点で深掘りしていきます。

  • 新ムーブメントの実力
  • 外装クオリティー
  • GMT(第3時帯表示)の使い方
  • カスタム例
  • 気になるところ



ボリューム満載のレビューですが
購入を迷っている人や後悔したくない人は
ぜひ最後までご覧ください!



セイコー5スポーツGMTの概要

sbsc001-ルミノバ
SBSC001の夜光塗料:暗所でも十分な視認性


セイコー5といえばコスパ最強の機械式腕時計。
本格メカなのに1万円~4万円の価格帯で
世界的にも大人気シリーズです。



セイコー5には多くのモデルがありますが
長年にわたり「中3針」が基本でした。



そこへGMTモデルが追加されたのは相当なインパクト。
本格機械式GMTが5万円代と破格な上、
廃盤となった名作ダイバーズSKXを絡めた宣伝で
ファンの注目も集めています。



セイコー5を詳しく知りたい人はコチラもどうぞ。
>>セイコー5はコスパ最強!ハマると沼 マニアが教える7つの魅力


セイコー5 GMTは絶妙なサイズ感

  【SKXスタイル】中3針モデル 【SKXスタイル】 GMTモデル
  sbsa005-srpd55 sbsc001-gmt-seiko5
厚み 13.4mm 13.6mm
42.5mm 42.5mm
46.0mm 46.0mm
重さ 170g 161g
定価 33,000円 52,800円


中3針モデルと同様に
日本人の腕に馴染みやすいサイズ感です。


両者のサイズはほぼ同じですが
ガラス風防、ブレスの仕様の違いによる
若干の差があります。



セイコー5スポーツGMTのムーブメント

4R36


セイコー5の主力ムーブメントと言えば
「7S26」「7S36」「4R36」の3つ。
実用性に優れ、世界中のユーザーから信用を得ているいメカです。


そこへ今回、GMT専用の「4R34」が追加されました。
機能をサクッと見ていきましょう。



新ムーブメント4R34:スペック比較

ムーブメント比較
ムーブメント比較:精度とパワーリザーブは全て同じ



ざっくり言えば、
「4R34」は従来の4R36をベースにGMTを搭載したと考えられます。
曜日表示を失い、GMTを得たようなイメージでしょうか。
精度や駆動時間はこれまで通りです。



新ムーブメント4R34:精度テスト

4r34-4r36精度テスト


GMTムーブメント「4R34」の精度テストの結果、
手元の個体は平均+8秒/日でした。



比較用に、
4R36も載せていますが両方とも
カタログ値の「+45〜ー35秒/日」をクリア。


経験上、
セイコー5の主力である7S系と4R系の
精度は大体こんな感じです。


詳しく知りたい人はこちらもどうぞ
>>>セイコームーブメント比較!7S26・7S36・4R36・6R15の違いは?


セイコー5スポーツGMTの外装

sbsc001装着



GMTモデルの外装の完成度は
セイコー5の中でも最上級です。
ポイントを見ていきましょう。


  • 日付が見やすい拡大レンズ
  • 艶やかなベゼルインサート
  • 質感アップした5連ブレス





外装ポイント1.日付が見やすい拡大レンズ

上:【SKXスタイル】中3針モデル  下:【SKXスタイル】GMTモデル(マグニファイドレンズ採用)



セイコー5では珍しく、
日付表示に拡大レンズを採用しています。


マグニファイドレンズとサイクロプスレンズ
左:セイコー5 SBSC001  右:ロレックス デイトジャスト




ロレックスのサイクロプスレンズより
拡大倍率は低そうですが、
十分に見やすくなりました。

外装ポイント2.艶やかなベゼルインサート

ベゼルインサート比較
ベゼル比較:GMTモデルはガラス製でクオリティは圧勝


GMTモデルのベゼルインサートは
ハードレックスガラス製で
高い質感と趣深さが魅力的です。



中3針モデルではベゼルの作りが少々チープなので
すぐに外していた筆者ですが、
今回のクオリティなら純正のままで十分満足です。



ちなみに
SNZH系のセイコー5もキレイなガラス製ですが、
今回のGMTモデルの方が印字と色合いは鮮明に感じます。

seiko5-snzh55
SNZH系セイコー5のベゼルもガラス製



外装ポイント3.質感アップした5連ブレス

5連ブレスレット比較:(上)SKX009 (下)SBSC001


名作「SKXシリーズ」の廃盤と共に
姿を消した5連ブレスが
今回のGMTモデル用にリニューアルされました。
主な変更点は「強度」と「中コマの仕上げ」です。




SKXシリーズ(通称ボーイ)といえば200m防水の本格ダイバーズ。
堅牢な本体に対して
フニャフニャな5連ブレスに疑問を抱くファンも多かったはずです。



今回のGMTモデルでは
コマ同士の距離を詰めて、
ブレスの構造を変えたことで強度アップを図ったと考えられます。



sbsc001-jubileebracelet
(上)SBSC001:表からは5連に見えるが実は3つのコマで構成
(下)一般的な5連ブレス:5つのコマで構成



ちなみに、筆者の経験上
5連ブレスの剛性イメージはこんな感じ。


SKX品<今回のGMT品<タイコノート品


ハードな使用を考えているなら
タイコノートのジュビリーブレスが有利でしょう。
>>タイコノートのジュビリーブレスをロレックスと比較!高品質なセイコーMODに最適



GMT(第3時帯表示)の使い方

sbsc001


「時針」「GMT針」「両回転ベゼル」を使うと
3つの時間帯を設定できます。



試しにこの例で設定してみます

  • 第1時間帯:ホノルル(9:00)
  • 第2時間帯:東京(4:00)
  • 第3時間帯:パリ(20:00)



第1時間帯:時針と分針を設定

セイコー5 GMT操作方法3
第1時間帯:時針と分針を合わせる


最初はホノルルの時間を合わせます。
リューズを2段階引いて、
普通の時計のように時分針を合わせます。



第2時間帯:GMT針を設定

セイコー5 GMT操作方法2
第2時間帯:リューズを1段引きGMT針を動かす


次に、東京です。
ホノルルとは時差+19時間なので
GMT針をベゼルの「4時」位置に合わせます。



第3時間帯:回転ベゼルを設定

セイコー5 GMT操作方法


最後にパリです。
東京との時差-8時間分ベゼルを回転させます。
パリの時間はGMT針が指す「20時」となります。


ちなみに、
パリ(第3時間帯)に回転ベゼルを合わせた時でも
チャプターリングの24時表記を見れば
東京(第2時間帯)の時間はすぐにチェックできます。




セイコー5スポーツGMTのカスタム&MOD

時計工具


素のままでも完成度が高いので
下手にイジれないのが正直な所。
シンプルなカスタム例をいくつかご紹介します。



カスタム方法の解説はこちら
>>セイコー5カスタムやり方を完全伝授!安価な方法と道具も大公開


セイコー5 GMTカスタム1:ベルト交換

natoベルト-レザーベルトカスタム
左:黒系レザー 中:NATOベルト 右:ブラウンレザー


セイコー5スポーツといえば、
ラグ幅が22mmであることが多いです。


今回のGMTモデルも22mmなので
すでに所有しているNATOベルトやレザーベルトがあれば
取り付け可能です。

セイコー5 GMTカスタム2:ベゼル

セイコー5ベゼルカスタム



やはり定番のペプシカラーは映えますね。
GMT機能にこだわりが無ければ
ダイバーズ系のベゼルとも相性良好です。




気分で遊べるのはカスタムの醍醐味。
セイコー5はカスタムパーツが豊富なので
興味がある人はコチラもどうぞ。

>>セイコー5 カスタムパーツのおすすめショップを徹底レビュー!




セイコー5スポーツGMTの気になるところ


致命的な欠点はないですが、
個人的にこの2つが気になります。
順番に見ていきましょう。


  • セイコー5の基本機能だった曜日表示が無い
  • SKXのようなダイバーズだと勘違いするかも



気になるところ1:曜日表示が無い

sbsc001-gmt-seiko5



セイコー5の基本機能である曜日表示が、
今回のモデルではカットされてます。



もともと
「セイコー5」というネーミングは5大機能に由来し、
その一つに「デイデイト表示」があります。

セイコースポーツマチック5
元祖セイコー5(セイコースポーツマチック5)
セイコーミュージアムにて撮影



個人的に
曜日表示がないセイコー5は見たことがありません。
あって当たり前だった機能なだけに
寂しく思うファンも多いのでは。。。

気になるところ2:潜水用防水ではない

SKX-SRPD-裏蓋比較
(左)本格ダイバーズSKXの裏蓋は防水性に有利な金属製


今回のGMTモデルも
SKX(ボーイシリーズ)を絡めた宣伝をしていますが
ダイバーズウォッチではありません。



ボーイの後継機種を期待してる人には残念ですが、
GMT用両回転ベゼルだったり
潜水用防水では無いなど
本家SKXの代わりは務まらないでしょう。


ただし、
10気圧防水なので日常使用には十分です。


総合評価:セイコー5スポーツGMTは「買い」

sbsc001開封


本格メカニカルGMTが約5万円とコスパ抜群。
ファンのツボを押さえた一本です。


かなりオススメですが
予約販売など品薄が続いてます(2022年9月時点)。


流通量が落ち着くと販売価格も手ごろになり、
今後いろんなカラーも出ると予想されます。
しばらく待つのもアリでしょう。