今回は
グランドセイコー誕生60周年を記念した
限定モデル「SBGP015」のレビューです。
どう特別なのか?
GSマニアの筆者的にはこの3つ。
- 魅力1:GS伝統色の「紺色」
- 魅力2:セラミック製ベゼル
- 魅力3:角ばった堅牢なケース
こういう時計、GS初なんじゃ無いかと思います。
しかも限定2000本。
貴重な存在であることに間違いありません。
今回も徹底レビューをしていきます。
目次
SBGP015の魅力1:GS伝統色の「紺色」
GSでも青系の文字盤はよく見かけますが、
ブランドの象徴カラーと同じ紺色を使っているのは珍しいです
ショーケース、カタログ、化粧箱とかは紺色なんですけどね。
60周年モデルのラインナップは全部で6種類。
文字盤とベゼルを紺色に取り入れたモデルは
このSBGP015のみです。
パッと見たときの特別感はこの時計が一番ではないでしょうか。
SBGP015の魅力2:セラミック製ベゼル
個人的にこの時計の最大の特徴は
ジルコニア・セラミック製のベゼルだと思います
2016年にGSから新素材としてリリースされたもので
当時は一部の超高級モデルに採用された素材です。
ステンレスよりも圧倒的に傷がつきにくいので
ずっとピカピカ。
実際に筆者の手元にあるSBGP015もキズは一切なし。
ステンレスのケースには小キズが有りますが。
美しい見た目も特徴的で
セラミックならではの奥深い艶やかさがたまりません。
金属では味わえない質感です。
SBGP015の魅力3:角ばった堅牢なケース
ステンレスケースの
ゴツっとした造形も特徴の一つです。
GSのダイバーズに近い形で
タフで堂々とした雰囲気。
しかも、ねじロック式のリューズ。
見た目だけでなく、耐久性も高めです。
- 防水性:20気圧(GSの多くは10気圧)
- 耐磁性:16,000A/m(GSの多くは4,800A/m)
日常使用では十分すぎるハイスペックさ。
実用時計としてガツガツ使っていけます。
SBGP015のサイズ感と重さ
- 直径:40.0mm(リューズ含まず)
- 厚さ:12.4mm
- 重量:167g
初めてSBGP015を装着したとき、
「ちょっと重いな」というのが正直な感想です
これまでレビューしたGSの多くは
150g以下ということもあり、
今回はやや重めな印象でした。
クオーツ時計に軽さを求めている人には
向かないかもしれません。
ただし
本格ダイバーズほど重くないし、
個人的には数日で慣れたので
そこまで心配するほどでは無いかと。
手首にフィットするようにケースがアーチ状に
なっているので着け心地は良いです。
SBGP015の精度
SBGP015のムーブメントは9F85が載ってます。
わりと最近のムーブメントですが
とくに特別なものでなく、
通常のモデルにも搭載されています。
精度は年差±10秒で
今回の1ヶ月間の使用では0~+1秒/月でした。
さすがGSって感じです。
SBGP015の仕上げ&外観
裏蓋
裏蓋には限定品らしく、このような表記があります。
- 60th Anniversary 1960-2020 Limited Edition
- シリアルナンバー No.○○○○/2000
限定2000本のうちの何本目かが
シリアルナンバーでわかります。
針やインデックスの作り
通常モデルと同様に
ケースのザラツ研磨や
針やインデックスの多面カットなど
きっちりGSクオリティーに仕上がっています。
SBGP015のコスパ
- 定価440,000円(税込)
- 中古336,000円~(2021年7月末時点)
60周年記念モデルの6種類の中では
もっとも手頃なんですが
3針クオーツと考えると40万円超えは高い^^;
一方で
1年落ちを33万円台なら結構お得に感じます。
予算30万くらいで
特別なGSを入手できるなら
有力な選択肢になりそうですね。
SBGP015レビューまとめ
SBGP015の特徴はこの3つ。
- GS伝統色の「紺色」
- セラミック製ベゼル
- 角ばった堅牢なケース
本ブログの評価はこんな感じです。
「濃厚な特別感が味わえる手頃な1本」
「中古だと更にコスパ良し」
実物を見ると
欲しくなるのでご注意ください 笑
気になる人はレンタルという手も。