SBGN003ビジネス
グランドセイコーのクオーツモデル:SBGN003


 グランドセイコーのクオーツに興味があるけど
 高い買い物だから一生使いたい。
 寿命ってあるの?
 維持費ってどれくらい?


そのような疑問について
GSクオーツに特化して
マニアブログの考えをお伝えします。



グランドセイコー クオーツの寿命は?

gs-sbgx065
SBGX065:製造より12年目の個体


結論、「寿命はあるけど長く使える」


最新ムーブメントなら
最低でも40年以上は使えると予想。
20~30代で購入しても
一生に近い期間使っていけるでしょう。


その理由を徹底解説していきます。


さらに、
GSクオーツを5本以上使ってきた
筆者の経験談も書いていますので
検討中の人はぜひ最後までご覧ください。

GSクオーツが長く使える理由

  • GSのメンテ体制期間が長いから
  • ムーブメントの現役期間が長いから
  • ムーブメントの耐久性が高いから


この3つの理由から
グランドセイコーのクオーツは
かなり長く使えると考えています


理由1:GSのメンテナンス体制が長い

  • 修理用パーツの保有期間が10年
  • さらに長期間の修理体制を構築中


GSのホームページには
「補修用性能部品の保有期間は10年が基準」とあります。
これは、
ムーブメントが廃盤になっても10年くらいは修理対応OKという意味。


でも一生使いたい人にとって
廃盤から10年間では物足りないですよね。


そこで、GSでは長期間の修理体制を整えています。
具体的には10年経ってもパーツを処分せずに修理を受け付けるというもの。
ただし、在庫がなくなったら修理は不可能になります。

結局、ムーブメントがいつ廃盤になるかで
寿命は左右されると言えます。



理由2:ムーブメントの現役期間が長い

じゃあ、ムーブメントの廃盤はいつなの?


わかりません^^;
ただ、現役クオーツの販売年からザックリ予想してみました


ムーブメント発売日主なモデル
9F611997年〜SBGX系
9F621997年〜SBGX系
9F821996年〜SBGV系
9F831993年〜SBGT系
9F852020年〜SBGP系
9F862018年〜SBGN系
注:筆者調べ(GS 9F系ムーブメント)


袖口のSBGT237
9F83ムーブメント:約30年のロングセラー


例えば、
9F系ムーブメントの元祖「9F83」は
約30年のロングセラー。


もし、最新型の9F85が
30年現役で廃盤後10年のメンテ期間も考慮すると
最低でも40年は使えると予想できます。


いま構築中のメンテ体制によっては
さらに長く使えると考えられます。

最近リリースされた
9F85や9F86を搭載したモデルなら
かなり長く使えそうです。



9F85搭載モデルのレビューを見る!
>>グランドセイコー SBGP015を徹底レビュー!マニアブログの評価は?


9F86搭載モデルのレビューを見る!
>>グランドセイコーSBGN003を徹底レビュー!注目のGMTの評価は?

理由3:ムーブメントの耐久性が高い

GSのクオーツムーブメントは
耐衝撃性と耐久性もバツグンです。


堅牢な構造により
普通のクオーツ式ムーブメントの4倍の強度!


さらに
駆動部の潤滑油を長い間保てたり、高い耐磁性など
耐久性にこだわった作り込みもGSの大きな魅力。
長く付き合っていける相棒になりそうです。


グランドセイコー クオーツの維持費は?

ジルコニアセラミックス
グランドセイコーのクオーツモデル:SBGP015


クオーツ時計の維持費って何があるの?

主に「電池交換代」と「オーバーホール代」です。
依頼先はGSか修理店のどちらかになるでしょう。


グランドセイコーへの依頼費用

  • 電池交換のみ:6,600円
  • オーバーホール:41,800円


オーバーホール代って
クオーツなのにけっこう高くない?


GSのサービスには
分解清掃、電池代、外装研磨代が含まれ、
満足度を追求した内容になっています。



時計修理店などの外装研磨では
角が丸くなりGSらしさが損なわれるかもしれません。
グランドセイコーでは
高度な技術が必要なザラツ研磨も行うので
くっきりした稜線がよみがえります。


GS公式YouTubeでも
サービス内容が紹介されています。



【シュミレーション】メーカーメンテの費用合計

ガラス縁上面 ザラツ研磨
左:GSザラツ研磨→平滑な面で文字の反射くっきり  右:1万円程度のセイコー5


GSのトリセツによると、
電池の寿命は3年、
オーバーホールの推奨時期も3~4年です。


グランドセイコーに依頼する前提で、
きっちりメンテする場合と
ゆるめのパターンで費用を出してみました。

【GSに依頼】きっちりメンテする場合の費用

40年愛用する場合、
トリセツ通りに3年毎にオーバーホールしたら
合計で約56万円が目安です。


ただ、私の知る限り
クオーツ時計をきっちり3年で
オーバーホールしている人はかなり少数派に感じます。


<費用の算出方法>
41,800円÷3年≒13,900円/年
13,900円/年×40年≒約56万



【GSに依頼】ゆるくメンテする場合の費用

40年愛用する場合、
ゆるくメンテしたら
合計で約32万円が目安です。


ゆるくとは3年毎に
「電池交換だけ」と「オーバーホール」を繰り返すことを
想定しています。


クオーツ式は機械式よりも磨耗が少ないので
筆者的にはこれで十分だと考えています。
しかも、電池交換の時に
24項目を点検してもらえるので、
相談しながらメンテの時期を決めても良いでしょう。


<費用の算出方法>
(6,600円+41,800円)÷6年≒8,000円/年 
8,000円/年×40年≒約32万円。


時計修理店への依頼費用

sbgn013-レビュー


  • 電池交換:2,000~5,000円程度/li>
  • オーバーホール:25,000円以上


メーカー(GS)メンテより安いなら
修理店に依頼した方が良さそう


少しでも安く抑えたい人は
できるだけ修理店に依頼して、
電子部品の補修はGSに対応してもらうのはどうでしょうか。


【シュミレーション】時計修理店の費用合計

40年愛用する場合、
3年毎に「電池交換だけ」と「オーバーホール」を修理店に依頼すると
合計で約18万円が目安(最安値の場合)。


修理店に依頼する注意点としては、
技術力の差が出やすい事と、
電子部品の補修は難しい事です。
場合によってはGSに依頼する機会もありそうですね。


<費用の算出方法>
(2,000円+25,000円)÷6年=4,500円/年 
4,500円/年×40年=18万円。

クオーツなのにオーバーホールが必要な理由

オーバーホール


そもそも
クオーツ式でオーバーホールは必要なの?


針を動かしたり、
リューズ操作で歯車を使っているので必要です



クオーツ式も針を動かすのに
歯車をつかっているので
オイル切れや劣化が進みます。


そのまま放置すると
部品の摩耗が進んで寿命が縮むでしょう。
長く使うならオーバーホールは必須です。


一生使いなら機械式腕時計

グランドセイコームーブメント
9S65:グランドセイコーのスタンダードなメカニカル


先ほども書いたように、
最新のクオーツ式なら長く使えると予想できますが、
GSに電子回路のパーツがなくなれば修理は難しいでしょう。
スプリングドライブも同じ問題を抱えています。


一生使いなら
やはり機械式が有利です。
メーカーに補修パーツが無くなっても
専門の修理店で作成&修理しながら
ずっと付き合っていく楽しみ方ができます。

【追記】GSクオーツ5本以上使ってきた経験談

グランドセイコー カリトケ


新旧さまざまなGSクオーツを使ってきて
中には12年目になる個体もありましたが、
精度の衰えや外装のヘタリは感じませんでした。


  • SBGX065:9F62搭載
  • SBGT237:9F83搭載
  • SBGP015:9F85搭載
  • SBGN003:9F86搭載
  • SBGN013:9F86搭載
など



いずれも、
堅牢で美しい作り込みなので
「この先何十年も付き合っていけそうな時計ばかり」
というのが正直な感想です。


各時計の詳細については
本ページ下の関連記事も参考にしてみてください。

GSクオーツの寿命と維持費まとめ

GSクオーツに寿命はありますが長く使えます。
最新ムーブメントを搭載したモデルなら
40年以上は使えると予想しました。


オーバーホールの依頼先や頻度にもよりますが
40年間の維持費は18〜56万円と算出しました。


長く使える時計なら
一生モノになり得るGSクオーツも強力な選択肢と言えそうです。