冬至と寒露


・特別な時計が欲しいけど高すぎるのはちょっと
・エレガントなGMTってない?
・普段のGSも良いけど少し物足りないな〜



そんな方に
SBGE269とSBGE271がオススメ。

結論、四季の繊細さを最大限に表現した趣深いGMT



今回はGSマスターショップの
「スリーク新潟」さんで実物をチェックしてきたので
その魅力をお伝えしていきます



魅力1:各季節をモチーフにした文字盤

sbge269冬至モデル
SBGE269 冬至モデル



SBGE269とSBGE271ってどんな時計?


一言で言えば、
日本の季節を表現したシリーズもので、
文字盤の緻密な加工が最大の特徴になります。



四季を細かく分けた「二十四節気」の概念の元、
これまで4つの時計がリリースされました。


今回は
寒露(SBGE271)と冬至(SBGE269)の魅力を順番に見ていきましょう。

左から「春分」「小暑」「寒露」「冬至」をモチーフ
出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja



寒露(SBGE271)の文字盤

sbge271-文字盤
模様による濃淡がリアルな夜空を再現


文字盤の細かな加工はいわし雲、
ゴールドのGMT針は月に見立て
静かな秋の夜空を表現しています。



ちなみに寒露は10月中旬で
秋が深まってくる時期になります。


文字盤の模様はプレスで形成して
その上にカラー塗装+厚めのクリアによって作られています。
最近見かけるGSの特殊な文字盤は
概ねこのスキームかと。


冬至(SBGE269)の文字盤

sbge269-文字盤
雪の結晶のようなリアルな輝き


粒状の細かい加工は雪、
ピンクゴールドのGMT針は夕日に見立て
寒さの中に太陽の温もりを感じる雪景色を描いています。



雪のような凹凸はプレスで形成して、
メッキとクリアラッカーによって仕上げられています。


また、美しい印字にも注目です。
両モデルとも表面は複雑ですが、
くっきりした目盛りや数字を実現。
これも独自のノウハウあっての事でしょう。



魅力2:実用性の高さ

sbge271-装着
寒露モデル:腕回り16cmの筆者が装着


「デザイン性」「サイズ感」「GMT機能」など
実用性に優れた点も魅力の1つです


様々な場面で使えるデザイン

色使いやGMT針によって
美しさにスポーティ感が加わり、
エレガンスコレクションながら
シーンや世代を問わず使いやすいデザインと言えるでしょう。


もちろん
モチーフの季節以外に使っても
全く違和感なく袖口に映えます。

使いやすいサイズ

  • 径:40mm
  • 厚さ:14mm
  • 重さ:152g


sbge269横から
横から:上面(風防側)と下面(裏蓋側)のバランスも良好



スプリングドライブのGMTなので
程よくボリューム感があります。
40mm径ですが
細腕の筆者がつけても使いやすいサイズ感です。

定番のGMTムーブメント

9r66画像
出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja


中身のメカには9R66が搭載されています。
スプリングドライブのGMTモデルと言えば、
ほぼコレです。



スプリングドライブは
機械式時計のようにゼンマイを巻いて動力とし、
精度面はクオーツ式と同様なので
メカ好きで高精度にこだわりたい人にオススメです。

  • GSの機械式:1日で+5~-3秒のズレ
  • スプリングドライブ:1ヶ月で±15秒のズレ



どんなに高い機械式でも
精度面ではスプリングドライブが有利です。



魅力3:納得の価格設定

sbge269-装着
袖口を見る度に様々な表情が楽しめる


「冬至」「寒露」は価格を抑えながらも
巧みな加工技術によって
豊かさを十分に感じることができます。



装飾にこだわった時計は高額になりがち。
宝石や貴金属を用いた場合、数百万円もザラです。


一方、今回のモデルは
GMT機能付きのスプリングドライブ搭載で
70万円台なら納得の価格です。


もし安く入手したいなら、中古も良いでしょう。
2021年秋の新作ながら新品より約10万円安めです。

  • SBGE269中古:約64万円(2021年12月時点)
  • SBGE271中古:約64万円(2021年12月時点)



後悔しないために。。。

気になるポイントを3つ挙げました。
できれば、実物を見て
イメージとのギャップをなくしておきましょう。


その1. GMTの時間が見づらい

sbge271-寒露



デザイン性との兼ね合いになりますが
GMTの時間表示は小さくて見づらいです。
もし、実用性重視なら
スポーツコレクションのGMTが一番です。

その2.ケースの丸み

冬至と寒露
エレガンスコレクションなのでクラシカルな雰囲気も


SBGE269、SBGE271は
クラシカルで丸みがあるステンレスケースで、
GSならではのバシッとした稜線はありません。
伝統的な外装デザインが好きな人は
ヘリテージコレクションも要チェックです。

sbge205
ヘリテージコレクションのGMT:SBGE205


その3.維持費で後悔する?

オーバーホール


スプリングドライブを購入した人が
後悔しがちなポイントは「維持費」です。



機械式腕時計のように
数年に一度、オーバーホールする必要があり、
一回で6万円弱かかります。


トータルの維持費については
こちらの記事でも考察しているので参考までにどうぞ。
>>スプリングドライブは壊れて一生使えない?寿命を徹底考察!

SBGE269&SBGE271 評価まとめ


当ブログの評価はこちら。

四季の繊細さを最大限に表現した趣深いGMT


  • 魅力1:各季節をモチーフにした文字盤
  • 魅力2:実用性の高さ
  • 魅力3:納得の価格設定


この3つに注目しながら
お店でチェックしてはいかがでしょうか。
実際に見る文字盤は格別です。