このブログで様々なセイコー5を紹介してきましたが
SNK623はマニア心をくすぐるような「クセ」が魅力的。
- フルスペルの曜日表示
- 文字盤デザイン
- 本体とブレスバンドの一体感
明らかに他のセイコー5とは
差別化されたデザイン。
こだわり派の時計ファンに支持される1本だと考えています。
ちなみに
クセ少なめで多くの人にオススメできるセイコー5は
こちらの記事で紹介しています。
SNK803とSNZH55最強説!セイコー5マニア 激推しの理由
今回はSNK623の
「良いところ」「気になるところ」「カスタム」の
3本立てでマニアレビューしていきます。
目次
SNK623の概要
カラー:SNK621はグレー SNK623は黒
カラーは2色あります。
「シブいグレーのSNK621」と「シックなブラックのSNK623」
今回の記事は筆者が所有しているSNK623を中心に書いています。
サイズと重さ
- ケース直径:38mm
- ケース厚:11mm
- バンド幅:18mm(ラグ幅は10mm)
- 重量:約120g
直径が38mmとセイコー5らしい落ち着いたサイズ感で、
細い腕の人にもオススメです。
ボリュームが欲しい人には、
少し物足りなさを感じるかもしれません。
悪目立ちすることなく、
ビジネスやプライベート様々なシーンで
使いやすい1本かと思います。
ムーブメントのスペック
- 自動巻(手巻なし)
- 日差:+45~-35秒
- パワーリザーブ:最大41時間
SNK623に搭載されているムーブメントは7S26。
セイコーの機械式ムーブメントの中では
ベーシックモデルですが
耐久性、精度、デイデイト表示など
実用性バツグンの作り込みになっています。
ムーブメントについて
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事で徹底解説しています。
セイコームーブメント比較!7S26・7S36・4R36・6R15の違いは?
SNK623のレビュー:良いところ
- フルスペルの曜日表示
- 文字盤デザイン
- 本体とベルトの一体感
- 価格
筆者が考えるSNK623のグッドポイントは
以上の4つです。順番に見ていきましょう。
曜日表示
SNK623の一番の特徴がフルスペルのデイ(曜日)表示です。
ふつうのセイコー5は英語3文字なので、
ユニークな作りといえるでしょう。
SNK623の曜日は英語オンリーで
他のセイコー5は2言語表記になっています。
アラビア語やスペイン語が好みなら
SNK623は英語だけなのでご注意を。
文字盤デザイン
黒文字盤にシルバーのインデックスなので視認性はグッド。
ドルフィン針も相性が良くシャープな雰囲気です。
「12」「6」「9」のインデックスと
バー型のインデックスの組み合わせが
何となくロレックスのエクスプローラーに似ている気が。。。
本体とベルトの一体感
SNK623は全体的に丸みを帯びた
一体感があるデザインが特徴的です。
弓かんを使わずに
ベルトを直接本体に取り付けていたり
ラグをスリムにシェイプする事で
美しいラインに仕上がっています。
価格
SNK623はセイコー5の中でも安い方で
1万円以下で入手可能です(2020年12月時点)
他にはない一味ちがったデザインで
この価格なら十分にコスパ良しと言えるでしょう。
SNK623のレビュー:気になるところ
SNK623の最大の弱点は
ベルト交換が難しいという事。
弓かんが無いので
本体ケースのラグが純正ブレスバンドの形状に合うように
作られています。
SNKE01というセイコー5も同じような
作りになっていて
もし、ベルト交換をする場合は
汎用ベルトの幅までラグを削るか
純正ブレスと同じ形状のバンドを探す必要があるでしょう。
純正のブレスバンドのみを使う場合は
何ら問題なしです。
程よい厚みで丁寧に磨かれたメタルは質感が高く、
同価格帯のセイコー5と比べて優秀な出来と言えるでしょう。
他の時計ならベルト交換をしたくなるのですが
SNK623の場合はイジらずに
このフォルムを活かすのが正解かもしれません。
SNK623のレビュー:カスタム
SNK623はフルスペルの曜日表示や
文字盤のインデックスなど
ロレックス系の要素を感じとり
メルセデス針にカスタムしてみました。
シルバー一色でも良さそうですが
エアキング風にグリーンの秒針をアクセントにしています。
マジメ過ぎず派手過ぎず
いろんな場面で使える一本かと思います。
SNK623のレビュー:まとめ
SNK623のひとクセある魅力ポイントはこちら。
- フルスペルの曜日表示
- 文字盤デザイン
- 本体とベルトの一体感
- コスパ
ベルト交換は難しいですが
SNK623の場合は純正ブレス一択と思えるほどの
まとまり感があります。
予算1万円以下で時計をお探しの方は
選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。