オーバーシーズ文字盤


・オーヴァーシーズに興味がある
・ヴァシュロンコンスタンタンの魅力は?
・最高の1本を一生使い続けたい



そんな人向けの記事です。


早速ですが、
初代オーバーシーズは一生モノの理想的な実用機
と考えています。


今回は、
ロレックスやグランドセイコー等では得難い
「オーヴァーシーズの魅力」をお伝えします。



初代オーヴァーシーズが最高の理由

オーバーシーズラージサイズ
ヴァシュロンコンスタンタン「オーヴァーシーズ」:Ref.42042/423A-887


第一世代のオーヴァーシーズは
筆者が考える理想条件を
高いレベルで満たしています。


  1. 永久修理対応
  2. 薄めで小径
  3. 象徴的かつシンプルなデザイン
  4. 仕上げの美しさ
  5. 実用性の高さ



GSやロレックスも
長けた部分はありますが
「全て」となると雲上ブランドが強いです。


初代オーヴァーシーズは
リリースから約25年経ちますが、魅力が衰えません。


高い総合力に加えて、
特に素晴らしいのはこの3つ。

  • 魅力1:どの年代でもハマる絶妙なサイズ感
  • 魅力2:所有欲を満たし続けてくれるデザイン
  • 魅力3:長年の使用でも高精度を維持


順番に見ていきましょう。




魅力1.どの年代でもハマる絶妙なサイズ感

オーバーシーズ着用
【サイズ】径:37mm、厚み:約8.5mm、重量:約136g


歳を重ねてからも
心地よくつけられるサイズ感は重要です。



細腕の日本人には
「36~39mm径」で「薄め」が理想、
というのが筆者の考え。


デカ厚ブーム以降、選択肢が減った中で
初代オーヴァーシーズのサイズは絶妙です。


厚くなりがちな自動巻モデルながら
薄さと耐久性を両立させた作りは
ハイブランドならでは。

  • GSの中3針モデル:厚み約13mm(Cal.9S6系)
  • デイトジャスト:厚み約12mm(Cal.32系)
  • 初代オーヴァーシーズ:厚み8.5mm


オーバーシーズ ケース厚み
【ケースの厚み比較】:(左)GSメカニカル  (右)オーヴァーシーズ



たった数ミリの差ですが、
雲上級と実用ブランドの違いを象徴するポイントの1つ。
薄い方が装着性も有利になります




魅力2.所有欲を満たし続けてくれるデザイン

オーバーシーズ白文字盤
【ベゼルデザイン】ブランドロゴのマルタ十字をモチーフ


一生使うなら
長く所有欲を満たしてくれるデザインも重要です。



オーヴァーシーズらしさといえば
マルタ十字をモチーフとしたベゼルが有名ですが
他にもまだまだあります。


初代モデルのベルトは
立体感に富んだ3連ブレスレットです。

overseas-bracelet
【オーヴァーシーズのブレス】凝った作り込みで立体感◎



細かい加工と入念な仕上げが施されていて、
浮き彫りのようにコマ1つ1つの浮かび上がってい見えます。


ブレスの裏側は入念な鏡面仕上げで
触れた時のしっとり感は極上。

オーバーシーズブレス鏡面仕上げ
【ブレスレット裏】鏡面仕上げで良好な装着感



また、弓かんが無いので
ブレスとケースの一体感も増し、
平面的なケースデザインも相まって
ラグスポならではの
「シンプルだけど力強い」雰囲気が溢れています。

オーバーシーズケース
【弓かん不使用】ケースとブレスの一体感◎


オメガvsロレックスvsGS
【他社比較】ミドルクラスはシンプルな傾向



デザインの見せ方、
ブレスレットの作り込みなど、
ロレックスやGSでは味わえない
雲上らしさが現れています。


魅力3.長年の使用でも高精度を維持

ヴァシュロンコンスタンタン オーバーシーズ
【搭載ムーブメント】Cal.1311(ジラールペルゴCal.3100をベース)
8振動・パワーリザーブ約50時間


手元の個体はリリースから約25年経っていますが
高精度を維持しています。


平日に仕事で着用した際の
携帯精度は+6秒/日と良好。


タイムグラファーの測定では
姿勢差のバラツキが少なく好ましい結果でした。

  • 6姿勢の平均日差:+5秒
  • 最大姿勢差:3秒


cal.1311精度テスト




これまでの長年使用にも耐え、
実用強度に優れていると言えそうです。
定期的なメンテをしながら
大切に使えば、一生以上に使える相棒となるでしょう。



ちなみに、搭載しているムーブメントはCal.1311。
ジラールペルゴのCal.3100をベースに
チューニングしたものになります。


初代オーヴァーシーズ37mm総合評価

オーバーシーズ裏蓋
【裏蓋のデザイン】帆船アメリゴ・ヴェスプッチ号


「サイズ」「デザイン」「精度」に
雲上級の作り込みが見られ
一生以上に付き合える時計です。


リリースから約25年経っても
衰えない魅力をレンタルで味わうのもアリです。

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